『誰も教えてくれないお金の話』うだひろえ(サンクチュアリ出版)

投稿者: たけし 投稿日:2013/03/17
カテゴリー:【暮らし・健康・子育て】 【たけし】 【おすすめ度:☆☆☆

漫画家うだひろえさんが描く、家計のためのフィナンシャルプランニングの本。
日本フィナンシャルアカデミー代表である泉正人さんが監修しており、専門的な財務知識に裏付けされた、家計における財務計画の立て方が分かりやすく描かれている。

貯金、住宅ローン、年金、保険の知識をマンガで分かりやすく得られる

本書は、全編マンガです。作者のうださん自身が主人公として登場し、彼女が家計の将来に不安を覚え、貯金を始めようとするところからストーリーが始まります。始めは自己流で節約を開始しますが、何度も失敗を繰り返し、色々な人の助けを得ながら、財務、住宅ローン、年金、保険といったお金の知識を獲得していきます。そして最終的には、自分自身の力で家計をコントロールできるようになるまでを描いています。
通常の節約術の本ですと、「食費はこうやって節約する」だったり「こうすれば電気代を月〇〇円カットできる」といったテクニックの紹介になりがちです。しかし本書では、フィナンシャルプランニングの視点から家計の収支を改善しようとする観点に立ち、例えば固定費の削減を勧めるなど、無理せず効果的な節約方法を提案しています。
また、単に家計の収支改善にとどまらず、住宅ローンや年金、保険といった分野についても網羅的に解説がされており、読者が実際にそれらを扱う場面に出くわした時に、公的にどのような保障が受けられ、どのような民間の商品を選ぶべきかが判断できるよう配慮されています。

ちなみに、本書の監修者であり、マンガの中に本人役で登場する泉正人さんは、以前紹介した"「仕組み」仕事術"の著者でもあったので、私個人としては彼の守備範囲の広さに感心しながら読みました。

お金をコントロールすることは、車の運転と同じ

本書の中で、泉さんは言います。
お金の扱い方は車の運転に似ています。ルールを知らずに運転すれば、暴走してしまって自分も他人も危険だったり、不安で怖くてびくびくしながら運転するはめになります。教習所に通い、試験にパスしてから車を運転するように、お金についても勉強するべきなんです。
要は、安全に、快適に運転をしたければ、我流で運転するのではなく、自ら専門知識を得る努力をせよ、という事でしょう。
私も本書を読むまで、住宅ローンの種類や、公的保険の種類、年金制度など、人生における重大な買い物について全く無知であったことがよく分かりました。本書をきっかけとして、お金の扱い方をより深く学ぶきっかけになればと思います。

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