『「仕組み」仕事術』泉正人(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

投稿者: たけし 投稿日:2012/07/01
カテゴリー:【ビジネス・経済・キャリア】 【たけし】 【おすすめ度:☆☆

ベンチャー企業経営者 泉正人氏の仕事術をまとめた本。
泉氏は、レバレッジコンサルティングで有名な本田直之氏らと共にJBN(在留邦人ビジネスネットワーク)というビジネスマンを支援する団体の活動をしている方らしいです。
本書で紹介されている仕事術は、個人でもできる仕事上の工夫が中心です。出版された2008年から既に4年の歳月が経過しており、中堅社員以上の方には既に常識になってしまったようなテクニックが多く、わざわざ新品で買う必要も無いと思います。ただし、新入社員の方〜3年目くらいの方だと参考になる内容が多いと思いますので、一読をおすすめします。

例え話が上手く、すっと納得させられる「仕組み化」仕事術

著者の泉氏は起業した時に、凄まじいオーバーワークを経験し、それを少しずつ解決した経験を持っています。 本書には、その時の経験を元に、仕事を効率化する際の考え方や仕事術が、初心者にも分かりやすく書かれています。

仕事術については、チェックリストの作成や、メールのチェック方法など、ここ数年で一気に普及した方法論が書かれており、あまりユニークなテクニックは書かれていません。
ただし、仕事を効率化する「仕組み化」の考え方については、出版から4年経った今でも参考になる部分があります。
その「仕組み化」のメリットを、幾つかの例え話を用いて解説しているのですが、それがとても分かりやすいです。

他人を育成するのが面倒くさい人への良い動機づけ

泉氏は、できるビジネスマンは以下の2つの条件をどちらも身につけていると言います。

々發で塾呂鮨箸砲弔韻討い觧
△修靴董それを「仕組み」にする事ができること

たしかに、高い業績を挙げられるではなく、他人にもそのノウハウを伝授して業績を高める事が出来るなら、それに越した事はありません。
しかし、それだけの理屈では、一般のサラリーマンにとって他人を積極的に育成する動機としては弱いもので、ついサボってしまいがちです。
著者は、むしろ他人の育成こそ「仕組み化」の最も重要な部分のひとつであり、育成は指導する側にも大きなメリットがあると言います。
そのメリットを、達人シェフが他のコックを育成する例えを用いて次のように分かりやすく述べています。

「仕組み」をつくらない限り、達人シェフは看板メニューのハンバーグを毎日繰り返し焼き続けなければならない。 しかし、他の誰もが同じ味のハンバーグを焼けるようになれば、達人シェフは新メニューの考案や、若い料理人の 育成に力を使う事が出来るようになる。休暇だって取りやすくなるため、仕事の集中力が上がるに違いない。

「仕組み」をつくる事で、単調な日々の繰り返しから次のステージへ進む事が可能になる。

このように、他人を育成することに、自分をより高いフェーズへ押し上げる効果もあるとは、私はあまり考えた事が無かったので新鮮でした。
他人が育成するのがめんどくさい方は、泉氏のようにポジティブに発想を転換してみてはいかがでしょうか。

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