『世界一やさしい問題解決の授業』渡辺健介(ダイヤモンド社)

投稿者: かーくん 投稿日:2009/04/05
カテゴリー:【ビジネス・経済・キャリア】 【か〜くんの紹介】 【おすすめ度:☆☆☆☆

 答えが用意されていない問題を解く力が不十分という人は、多いのではないでしょうか?

 多くの人がそのような実感を持つと同時に、社会の変化によりその必要性が高まっています。実際、クリティカルシンキングやロジカルシンキングに関する書籍が多く出版されていることからも、そういった状況を認識している人の多さが分かります。例えば、『ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル』や『問題解決プロフェッショナル「思考と技術」』、『MBAクリティカル・シンキング』などを書店で見ることが多くなりました。これらの著書は大変有益であり、凝縮されている一方、初心者には少し難しい著書となっています。

 本著『世界一やさしい問題解決の授業』は、クリティカルシンキングについて中学生向けに書かれた著書です。そのため、平易な文章や例でクリティカルシンキングについて解説されており、他の著書と比較して、入門書として最適です。おすすめしたい。

 紹介されている大まかな方法は、次の通りです。(1)目標を具体的に定める、(2)目標に向けて、ロジックツリーで内容を分類する、(3)それに対して仮説を立て、データを用いて裏付けを取る、(4)それらをもとに実行するうえで重要な軸によるマトリクス図で優先順位を明確にする。そして実行へ!という流れになっています。この方法は、答えがないときに自分で考えて答えにたどり着く力、地頭力を身につけるうえで必要な力の一つです。

 中学生向けに書かれた本ということで、もちろん、中学生や高校生が知識に加えて自分の頭で考える習慣を身につけるために良い著書です。けれども、中学生、高校生にだけの本としてはもったいない。この春社会人になられた方や「これからクリティカルシンキングやロジカルシンキングを身につけたい」と思っている人にもお勧めしたい1冊です。

 残念なことに、本著には参考文献や発展の著書が紹介されていません。ですので、本著を読まれたあとには、前出の『『ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル』や『問題解決プロフェッショナル「思考と技術」』、『MBAクリティカル・シンキング』を読むことをおすすめしたい。私自身、購入したままなかなか読めていなかった『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』も引き続き読んでいます。

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