『ラクをしないと成果は出ない』日垣隆(大和書房)

投稿者: かーくん 投稿日:2008/12/14
カテゴリー:【ビジネス・経済・キャリア】 【か〜くんの紹介】 【おすすめ度:☆☆☆

 今年も文具売り場に行くと来年のスケジュール帳を買いに来ている人たちをたくさん見かける時期になった。昨年、スケジュール帳を購入する前に、自分の予定のたて方を振り返るために
『佐々木かをりの手帳術』佐々木かをり『レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則』本田直之『IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣』原尻淳一、小山龍介などを読んだ。そして今年も来年のスケジュール帳を購入する前に、自分の時間の使い方を振り返ろうと思い読んだ本が『ラクをしないと成果は出ない』日垣隆(大和書房)である。

 本著において日垣氏は「ラクをするということは、何もかも自分たちで見つけ出すのだという自己中心的で横暴な考えに取り付かれるのではなく、先達の知恵を素直に引き継いで着実に上乗せしてゆく、という発想であり道程です」と述べており、さぼることを勧めているいるのではなく、むしろ質の良い努力をすることの大切さを示している。
 「先人の知恵」が大事なのは、成果を上げる方法や仕事の技術というのは、ゼロから築くより、すでにあるパターンを盗んで組みあわせるほうが、ずっと効率がいいからであるも述べられている。
 型の重要性を意識している点では、フレームワークについて述べられている勝間氏の近著『勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践』と共通している。関連書として、ぜひ薦めたい。

 面白いと思った箇所の1つとして、就職活動の例がある。2人の学生がおり、学生Aは熱意をアピールするタイプ、学生Bは自分の能力をアピールするタイプである。この場合、どちらが成功しやすいかという話である。(P66〜P67)
 ここでは相手起点で行動する大切さが示されており、就職活動中の人はこのページを読み、自分の行動を振り返ってみることは有益だろう。就職活動をしていると、ついつい就職関係の本のみを読んでいる人が多い。それだけでなく、企業で働く人が読んでいるであろうビジネス書にも触れることで、自分の価値の伝える方法に企業側の視点を追加すれば、1歩先を行ったアピールができるだろう。

 その他にも「人から勧められたものは、無理をしてでも即日取り入れる」、「やりたいことを周囲に話しておく」、「何をしないかを明確にしてゆく」などについては私自身も気をつけていることであり、共感する部分も多くあった。

 以上のように明日からでも取り入れられる行動がちりばめられた1冊である。各節ごとに飛ばし読みが出来るので、自分の取り入れたい項目だけを飛ばし読みをするだけでも価値がある。ただし、すでに自身で行動していることも含まれているだろうし、費用対効果という意味では1429円という価格は高い気がする。したがって、中古本としての購入か図書館で借りての閲覧をお勧めしたい。この本と共に今年の反省をしたあとで、スケジュール帳の購入に出かけてはどうだろうか。

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