『最初の3秒で心をつかむビジネス文章術』堀内伸浩(日本実業出版社)

投稿者: かーくん 投稿日:2008/09/02
カテゴリー:【ビジネス・経済・キャリア】 【か〜くんの紹介】 【おすすめ度:☆☆☆

 「ビジネス文章」と聞くと「自分には関係がない」と思う方も多いでしょう。しかし、「限られた時間で想いをきちんと伝えるための文章」と考えれば、多くの人が関係していると気づくのではないでしょうか。

 おいしい料理を作るには下ごしらえが必要なように、良い文章を書くには下準備が必要です。よい文章を書くためには、普段からどういう気持ちで、どのようなことに気をつけて行動するべきか。そんな「伝わる文章」を書くための下ごしらえ方法ついて書かれた著書『最初の3秒で心をつかむビジネス文章術』をご紹介します。私がこの作品から学んだ点は以下の3点である。

相手起点で行動する

著者は「心をつかむ」文章を書くための秘訣として次のことを述べている。
同じことを言う場合でも、視点を「自分」から「相手」へと移すだけで、自分本位の文章から相手本位の「心をつかむ」文章へと変わるのです。
 これは勝間和代さんが『勝間和代のインディペンデントな生き方実践ガイド』で述べている「giveの5乗」、佐藤可士和さんが『佐藤可士和の超整理術』で述べている「他人事を自分事にする」などと共通点を感じる。相手起点での行動が、「できる人」に共通していると改めて実感させられた。

型を身につける

 では、相手起点で行動するためには、どのようなことに気をつけるべきなのだろうか。そのために必要な型が具体的にちりばめられていることも本著の長所である。例えば『「よくそんなことを覚えていたね」と感心されるようなことを書けるように、普段からメモをしておく』ということが紹介されていた。取り入れたい行動を抜き出し、毎日見ることで習慣化させると良いだろう。

 また文章作成についても、「依頼状や報告書などのビジネス文章を早く書く方法については、毎回1から作るのではなく、以前作ったものをベースにして、一部を修正したり、新たな要素を追加したりしていく」と述べられており、型(テンプレート)の重要性が述べられている。

 加えて、日本語入力を高速化する方法も紹介されている。日本語入力ソフトの単語登録機能を利用する方法である。例えば「あり」と打てば、「ありがとうございました」と変換されるように設定しておくと言うことである。この他、著者が登録している単語の一部が紹介されていた。この部分を読むだけでも価値がある。パソコンの効率的な利用方法について書かれた『たった3秒のパソコン術』と併せて活用することで、入力の労力をより減らすことが出来きるだろう。

 これらの共通点は、余分な労力を減らし、内容により多くのエネルギーを使えるようにするという点である。レバレッジ的な考えといえる。

本はきっかけである

  本の作り方からも学ばさせられた。例えば、巻末にビジネスマナーやセールス文章に関するデータの読者プレゼントが告知されていました。本を売るだけでなく、プレゼントをきっかけとし、読者とのつながりを作ろうと工夫している。この工夫は、ちょっとしたプレゼントをするときにも活かすことが出来るだろう。そういった気遣いの方法も学べる1冊であった。

 最後に本著の欠点を挙げるならば、具体的な文章の書き方については不十分である。以前にご紹介をした、山田ズーニーさんの『伝わる・揺さぶる!文章を書く』、日垣隆さんの『すぐに稼げる文章術』などが、文章の型については参考になると思います。参考にしてみてください。

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