『プログラムの育てかた 現場で使えるリファクタリング入門』長谷川 裕一, 斎川 博史 (ソフトバンク パブリッシング)

投稿者: たけし 投稿日:2008/08/02
カテゴリー:【コンピュータ・インターネット】 【たけし】 【おすすめ度:☆☆☆☆

 Javaを勉強する過程で基本的な文法は覚えた、オブジェクト指向も一通り読んでみた、でも実際に自分のコードをどう変えていけば上手く書けるようになるのだろう?と考えあぐねている方に勧めたい一冊。著者が推奨するリファクタリングとは、プログラムの外部から見た動作を変えずに内部の構造を修正・整理する作業の事。具体的には分かりにくい変数名を変更したり、重複したコードをメソッドやクラスに抽出したり、といった作業です。「なんだか地味だし、メンドクサイ」と侮っていたら、ちょっともったいない話なのです。確かに地味な作業ではありますが、開発の途中でリファクタリングするための時間を適切に取り入れると次のような効果が得られます。

  • 自分の書いたコードが他人にとって読みやすいか考えるようになる
  • 自分の書いたコードがオブジェクト指向的に正しいか考えるようになる
  • 自分の書いたコードにデザインパターンを適用するとしたら、どのパターンが使えるか考えるようになる

要するに、自分の書いたコードを吟味し、より良い書き方やパターンを探す姿勢が身に付くと言えます。

 本書ではリファクタリングを実施する際の生産性を上げるための方法として、Eclipseを用いたリファクタリング法を紹介しています。このテクニックを覚えておくと、開発中のちょっとしたリファクタリングがとてもやりやすくなります。さらにEclipseを使ったテストの自動化やデバッグ、ログの取り方なども解説されており、Java開発者にとってはまさにテクニックの宝庫です。ただ一つ注意しなければならないのが、本書が2005年に出版されているために、本書で紹介されている一部のツールが幾分時代遅れになってしまっている点です。私はこの欠点を差し引いても、本書で紹介されているテクニックや方法論はまだまだ現役だと考えます。本書を読まれる方には、紹介されているツールの現在のバージョンを逐一確認する事をお勧めします。またどうしても最新の本が読みたい方は、Amazonや書店で別のリファクタリング関連本を探してみるのが近道かと思います。

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