『雨の牙』|バリー アイスラー(著), 池田 真紀子(翻訳) (ヴィレッジブックス)

投稿者: たけし 投稿日:2007/06/11
カテゴリー:【新書・文庫】 【たけし】 【おすすめ度:☆☆☆

 「東京」という街について、あなたはどんなイメージを持たれているだろうか?政治の中心?経済の中心?メディアの総本山?それはある意味では正しい認識です。殺し屋が、どこかの悪徳政治家の依頼を受けて、ターゲットを暗殺しようと狙う街ではないはずです。ところが、本書はモロに東京を舞台に暗殺者たちが大活躍するという、スリル満点のスパイ小説です。主人公はアメリカ系ハーフのスパイで、ベトナム帰還兵。美しく知的なヒロインは自分が殺した男の娘。二人はひょんなことからCIAや日本の政治家の手下に命を狙われるハメに。

 スパイ小説といえば、映画「007」シリーズのような派手なアクションや奇想天外な展開を予想してしまいがちですが、本書の描写はどちらかと言えば「ボーンアイデンティティ」のような量感のあるアクションと、さりげなく巧妙なスパイ技術が特徴で、これらの描写の緻密さが、東京の暗殺者という現実感のない設定を見事に忘れさせてくれます。物語はかなりスピーディに展開し、読み終えるまで苦労することはありませんが、結末はありがちかもしれません。

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