『フラット化する世界(下)』トーマス・フリードマン(日本経済新聞社)

投稿者: かーくん 投稿日:2007/05/04
カテゴリー:【ビジネス・経済・キャリア】 【か〜くんの紹介】 【おすすめ度:☆☆☆☆☆

先日紹介した『フラット化する世界(上)』では、世界がフラット化していく要因とその流れが示されていた。そして、私たちが置かれている状況への危機感が感じられるものであった。著者が子供たちに送るメッセージを綴っている次の文章が、その危機感の強さを感じさせる。

「いいか、私は子供の頃、よく親に『トム、ご飯をちゃんと食べなさいーー中国とインドの人たちは食べるものもないのよ』といわれた。おまえたちへのアドバイスはこうだ。宿題をすませなさいーー中国とインドの人たちがおまえたちの仕事を食べようとしているぞ」(『フラット化する世界(下)』P11)

では、フラット化する世界で私たちはどのように生きるべきなのだろうか。そのヒントを与えてくれるのが、この『フラット化する世界(下)』である。

著者トーマス・フリードマンは、フラット化する世界を決して悪い世界ではないと述べている。これまでの単純作業が途上国に移転することで、私たちはより高度な仕事に専念できるのだ。しかし、フラット化する世界で生き残るために、私たちは「無敵の民」にならなければならないとも言っている。

「無敵の民」とは、マイケル・ジョーダンのように「かけがえのない、もしくは特化した人々」、行きつけの理髪店の店員のような「地元に密着している人々」、または現在のホワイトカラーが変化した「新ミドルクラス」であるとしている。つまり私たちの多くは、最後に挙げた「新ミドルクラス」にならなければならないと言うことである。

「新ミドルクラス」になるために必要な能力は何なのか?その能力を身につけるためには何をすればよいのか?ということが明確に示されている。それらについては自らの目で確認していただきたい。

巻末ではフラット化する世界における大企業、政府の役割、貧困問題などへの言及がされており、フラット化する世界への展望も示されている。A Brief History of the Twenty-first Centuryと言うサブタイトルにふさわしい1冊であった。今を生きる私たちは、必ず読まなければならない1冊である。もし読まなければ、世界のフラット化に取り残されてしまうだろう。

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