『ライ麦畑でつかまえて』J.D.サリンジャー (著), 野崎 孝 (訳) (白水社)

投稿者: たけし 投稿日:2007/04/01
カテゴリー:【新書・文庫】 【たけし】 【おすすめ度:☆☆

 「誰も僕を知らず、僕のほうでも誰をも知らない所でありさえしたら。そこへ行ってどうするかというと、僕は耳と目を閉じ、口を噤んだ人間になろうと考えたんだ。」
この台詞に聞き覚えは無いだろうか?そう、某アニメに出て来るハッカーのトレードマークに書かれているあの台詞です。今回はこの台詞の引用元をご紹介します。

 この小説は1951年、アメリカで出版されました。主人公が学校を放り出される所から物語が始まります。彼は作中ずっと周りの人間を軽蔑した目で解説する事に終始する、私小説的な物語になっています。読者はきっと彼を好きにはなれないでしょう。しかし不思議な事に、読者の日常と主人公の日常の間にどれだけ違いがあるかというと、たいした違いが見つけられないのです。つまり主人公が同族嫌悪を感じさせるわけです。彼の生き方と自分は違うはずだと思えば思うほど、どんどん彼の思考に巻き込まれてしまいます。この過程で感じる困惑を、最終的に救い上げられるかというと…?

この小説には、他にも赤いハンチングを被った少年や、左利き用のキャッチャーミットの話等があちこちに挿入されていますので、話の内容以外にも楽しめる要素が多いのではないでしょうか?時間のある方は手に取ってみて下さい。


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